前回の記事では、プログラマーを目指す人が陥る3つの落とし穴について解説をしてきました。
そして今回の記事では、自分なりに独学をしてもフリーランスエンジニアになれない理由を5つ紹介します。
フリーランスエンジニアを目指している、もしくは検討している人の中には、独学で学習を進めようと思っている人もいるでしょう。
しかし自分なりに手探りでやってもフリーランスエンジニアにはなれません。
なぜなら、独学だと途中で挫折するポイントが多く、元の生活に戻ってしまう人が多いからです。
これから手探りで頑張ろうと思っている人はぜひ参考にしてみてください。
「フリーになれるか想像できない」というマインドでいる
まずプログラミング未経験の人の多くが
という気持ちを持っています。
「文系だし」「才能ないし」と感じ、そんな自分がフリーエンジニアになれるなんて想像もできません。
仮にエンジニア経験があったとしても、会社の上司に「お前はダメだ」と否定される人も多いため、フリーエンジニアになれないと感じてしまうのです。
実際にプログラミングは誰でも習得できるものですし、フリーエンジニアとして独立するのも難しいことではありません。
しかし、自分なりにやっているとイメージが湧かず、挫折してしまい自信を失います。
結局、「できる」と思ったらできる、「できない」と思ったらできません。
そのマインドの部分がないと、いくらプログラミングが上達してもフリーエンジニアにはなれないでしょう。
市場価値の高いITスキルが分からない
自分なりに勉強していても、市場価値の高いITスキルが分からないと意味がありません。
基本的には「PHP」「Java」「Ruby」の3つをやっておけば間違いないです。
しかし、IT業界がもの凄いスピードで進化しているのを忘れてはいけません。
ITスキルはトレンドが目まぐるしく変わり続けており、AIやVRなど次々と新しい技術が生まれています。
そのため、一瞬でそのスキルが古くなったり使われなくなったりすることがあるんです。
これからフリーのプログラマーを目指す人は、市場価値の高いスキルを常に監視しておく必要があります。
しかしプログラミング初心者は、IT業界の情報量の多さに圧倒され、市場価値の高いスキルを見分けることができません。
気がついた時には、市場価値の低いどうでもいいスキルを身につけてしまったということもあります。
だからこそ市場ニーズの高いところから逆算をして学ばないといけないのです。
どんなポートフォリオを作ればよいか分からない
自分なりに学習している人の中には、
という人も多いです。
全くの未経験であればRailsのチュートリアルで簡単なポートフォリオが作れますが、企業への就職やフリーランスになるには、それだけでは弱いです。
一人前のプログラマーからすれば当たり前のことなので、Railsのチュートリアルのポートフォリオは通用しないでしょう。
だからこそオリジナリティがあり、市場で求められる機能をつけたポートフォリオを作らないといけないのです。
自分が作りたいものではなく、企業の人が
と思っている部分を読み取って逆算をして作ることが大切です。
そうすれば企業の面接も有利に進み、自分のやりたい仕事を任せてもらうことができます。
フリーになるために良い実務経験が積めない
未経験でIT企業に就職をしても、雑用ばかりでは意味がありません。
例えばRubyの開発をやりたいと思っても、やらせてもらうとは限らないのです。そもそも未経験だと実務ができない可能性が高いです。
だからこそ実務を積んで経験者になってから就職することをおすすめします。
無茶な話だと思いますが、雇う側の気持ちを考えれば納得ができますよね。
重要なプロジェクトは経験者に任せたいですし、未経験者を投入するわけにもいきません。
ITのプロジェクトは、開発が進まなくて納期に間に合わなくなると数千万円単位で損失が出ます。だから経験者が実務を任されるのです。
未経験からIT企業に就職をしようと思っている人は、まず実践経験を積んでから就職をしましょう。
フリーの仕事の取り方が分からない
フリーランスになった時、
という人も多いです。
ちなみにクラウドソーシングは安く買い叩かれてしまうのでおすすめしません。
実際にクラウドソーシングには、ありえないほど安い金額で仕事をする人たちがいるため、本業では生計が立てられないほど低単価で仕事を受注する羽目になってしまいます。
どれだけプログラミングの技術があっても仕事が取れないと意味がありません。
その結果、企業に雇われることを続けてしまう人が多いのです。
まとめ
今回は自分なりに独学をしてもフリーランスエンジニアになれない理由を5つ紹介してきました。
まずは自分がこの5つに当てはまっていないかチェックしてみてください。
そして、基礎の部分なら十分に学習ができますが、それ以上になると誰かに教えてもらった方が効率的です。
次回の記事ではフリーランスプログラマーになるために7つのステップを紹介します。
このステップを踏めばフリーランスエンジニアに確実になれるというものです。ぜひ見逃さないようにしてくださいね。
それでは今回の記事を参考に、プログラミング学習の方向性を定めてみましょう。