まずは前回の要点をカンタンにおさらいします。
今からフリーランスプログラマーを目指すべき7つの理由は、
- 未経験から資格不要でできる
- 収入が高い
- 需要が高い
- 自分のやりたい仕事が選べる
- 人間関係のしがらみが減る
- 働く場所を自分で決められる
- 長期休暇の調整も自分次第
この記事では、前回紹介した内容とは別の視点から、今からフリーランスプログラマーを目指すべき理由を解説します。
なぜ今プログラミングを学ぶと良いのか?
プログラミングを学ぶべき理由について解説します。
1、国家戦略になっている
前回の記事で、経済産業省が発表する「IT人材受給に関する調査」によると、2015年に15万人不足している人材は、2030年までに79万人にまで膨れ上がると予測されています。
と紹介しましたが、日本ではその対策として2020年から、小学生の必修科目にプログラミング学習が追加されました。
IT人材の創出を重要視していることがよくわかる施策でしょう。
また、プログラミングを学ぶ人が増えるということは、それを教える立場の需要も必然的に増えることになります。
スキルがあれば、現場で活躍する以外、教える立場としての活動も可能です。
2、収入と社会的地位が高い
派遣エンジニアの平均時給は、2,485円です。
派遣会社のマージンを考えると、IT企業は1人のエンジニアに対して、時給4,000円程度の報酬を支払っています。
つまり、直接仕事を受注するフリーランスであれば、同じ仕事を時給4,000円で受けられるということです。時給4,000円が狙える職種ってなかなかないですよね。
プログラマーは長期的に安定した職種であり、高収入なのは周知の事実なので、社会的地位や信用度も高い。フリーランスと言えどローンが通りやすいなど、日常に支障をきたすことはないでしょう。
安定が欲しいなら個人のスキルを高めるしかない
「大企業や銀行に就職する、もしくは公務員になれば生涯安泰」とずっと思われていましたが、近年では大企業でも潰れたり、リストラが当たり前に起こるようになっています。
公務員でさえも、給料を減らしたり、公務員の数を減らした方がいいのでは?という話も出ているほど。
今の時代に安定するには、個人のスキルや市場価値を高めるほかありません。
これからの時代に長期的に需要が見込めて、AIに代替されないスキルでもあるプログラミングは、習得すれば大きな武器になります。
安定志向が強い人こそ、フリーランスプログラマーはおすすめです。
フリーランスプログラマーに興味がある人からよく聞かれる質問
同じような質問を持つ人も多いと思うので、ぜひご確認ください。
1、プログラマーは理系の人が向いてる職種ですよね?
「プログラマーは理系出身者の領域」と思っている人もいますが、実際エンジニア人口の40%は文系で、ほぼ半々。気にする必要はありません。
プログラマーの仕事は、誰かの作りたいものを生み出すことなので、相手とのコミュニケーションが良好に取れなければ、プロジェクトはうまく進みません。
文系の人には、「コミュニケーションには自信がある!」という人が多いですが、それはプログラマーの世界でも武器になります。
2、いきなりフリーランスではなく、まずは就職した方がいいですよね?
ここは個人の考え方にもよりますが、最初からフリーランスを目指しても問題ありません。
会社員だとやりたい仕事ができるかわかりませんし、組織が大きくなればなるほど分業制なので、部分的な仕事しかできなくて、なかなか実力が上がらないこともザラです。
料理でいえば、野菜を切る作業だけを任されて、火入れや味付け、盛り付けは担当できないこともある、というイメージです。
また、こなせる役割が増えたことに比例して、給料が上がるわけでもありません。毎年の昇給は5,000円がいいところでしょう。
本当の市場価値は50万円なのに、20万円の給料でパワハラを受けながら企業で働いている人はたくさんいます。
プログラマーをすでにやっている人、もしくは知り合いにサラリーマンプログラマーがいる人の中には、
と言う人もいますが、それはそもそもの感覚が間違っています。
「どこでどうすればフリーランス案件が受注できるのかわかっていない」
「フリーランスになることで、本来の市場価値である50万がそのまま受け取れるようになる」
ただこれだけのシンプルな話です。フリーランスとして独立することで、本当の豊かさを実感できるでしょう。
効率よく高収入が得たい人は、プログラマーが1番
社会人として初めて世に出る時は、かっこいいから、楽しそうだから、おしゃれだから、憧れるからといった、イメージだけで仕事を選んでしまいがちです。
しかしいざ働いてみると、アルバイトの頃とは全然違う大変さやプレッシャーがある中で、手取りの給料は15万〜16万。
- 欲しいものが買えない
- 十分な休みがない
- 住みたい場所にも住めない
- 結婚しても生活が不安
「社会人になってみて、仕事内容よりも収入や時間の自由、体力的に無理のない働き方ができる方が大切だと思った」という人はめずらしくありません。
その一方、「未経験で今さら違う仕事は無理だろう」と思い、同業他社への転職を繰り返す人も多い。でも、それでは人生変わりませんよね。
今の生活を短期でガラッと変えたい!と思うなら、
フリーランスプログラマーが1番です。
おわりに
と思う人もいるようですが、プログラミングは何かを作り出すクリエイティブな仕事で、やってみるとやりがいを感じる場面は多いですよ。
次回は「どうすれば未経験からプログラマーになれるのか?」について解説します。